会長挨拶
-
我が国の課題は、何と言っても、内需拡大であり、生活環境の整備であります。しかしながら、その生活環境の整備を担う建設業界にとって、現場労働力の不足は避けることの出来ない大きな問題となっております。
プレキャストコンクリート製品の普及は建設工事の省力化・省人化・工期短縮を図ることが出来るため、今後大きく期待され、発展していくものと思われます。
わたくしたちプレキャストコンクリート工業会は多種多様の製品を、先端技術の活用と開発力で設計創造し、皆様の信頼にお応え出来るよう住み良い環境作りのお手伝いをして参りたいと考えます。
プレキャストコンクリ-ト工業会
会長 三町 令子
沿革
1993 |
「全国コンクリート製品協会 関東支部」の働きかけに、理解を示された建設省関東地方建設局からの呼びかけに応じて、関東支部 技術部会の中に「プレキャスト委員会」が発足。 関東地方建設局型としてプレキャスト化に着手する製品の選択及び設計を開始。 |
---|---|
1994 |
「関東地方建設局からの要望により、製造過程で一定のレベルの製品を納品出来るように「プレキャストコンクリート工業会」の設立の構想、設立準備を開始。 工業会第1製品「プレキャスト街渠縦断管」「プレキャスト街渠枡」を開発。 関東地方建設局から発注される直轄工事に関東地方建設局型プレキャストコンクリートとして、設計に織り込まれることになる。 プレキャスト工業会を設立。設立会開催。 |
1995 |
学識者・ユーザー・メーカーから成る「品質評価委員会」を設け、第3機関として本工業会メンバーの工場評価を行い、合格した工場で作られた関東地方建設局型プレキャストコンクリートの品質を保証することを構想。 |
1997 |
工業会第2背品「レインコレクター(排水性舗装用街渠縦断管)」を開発。 |
1998 |
関東地方建設局 局長とプレキャストコンクリート工業会 会長との共同出願により、実用新案権を取得。 (実用新案権第3047285号 考案の名称「プレキャストコンクリート街渠及びそれを用いた排水構造」) 「レインコレクター」 Netis(国土交通省 新技術情報伝達システム)を取得。(登録番号:KT-980315) |
1999 |
関東地方建設局 局長とプレキャストコンクリート工業会 会長との共同出願により、意匠権を取得。(意匠登録1061383) 「品質評価委員会」の構想及び、今後の関東地方建設局型プレキャストコンクリートの設計等に関しては関東地方建設局との折衝が継続中。 |
2002 |
「マルチボード」開発に着手。 |
2003 |
「マルチボード(河川用)」の製品発表会を開催。 |
2006 |
「マルチボード(河川用)」 Netis(国土交通省 新技術情報伝達システム)を取得。(登録番号:KT-060010-V) |
2007 |
「マルチボード」は、国土交通省 北陸地方整備局 羽越河川国道事務所管内において、道路用仕様として、試験施工。 |
設立構想
1. 目的
本工業会は、建設工事の省力化・省人化、工期短縮、施工精度の向上を図るため、新製品・新技術の開発に努め、製造工場認定制度を実施することにより品質を保証し、プレキャストコンクリートの普及促進を行うことを目的とする。
2. 事業
- プレキャストコンクリートの新製品・新技術の開発
- プレキャストコンクリートの製造工場の認定実施、認定証の発行
- プレキャストコンクリートについての啓蒙・普及促進
- 機関紙の発行
- その他目的達成のために必要な事業
3. 会員
- 正会員
プレキャストコンクリートの製造・販売業及び施工業を営む個人、または法人とする。 - 賛助会員
正会員以外で本工業会の趣旨に賛同する個人または法人とする。